突然、ヘンテコな友人(褒め言葉)から「これあげる」と紙袋を渡されました。
中をあらためてみると、そこには便箋とみかん2つ。
便箋にはこう書いてありました。
「紅マドンナを当ててみよ」と。
紅マドンナとは?
みかんの種類だということだけは手紙の文脈でわかった。
ただ、私はみかんのファンとかではないのでそんなに詳しくない……。
愛媛県発信、JA一押しのおみかんです。口に入れれば、果肉でなく果汁を食べている気分に。
とは友人の言。
手前に、普通のみかんを置いてみました。どちらも、普通のみかんよりはちょっと大きいです。
それは褒めすぎじゃないか? と眺めてはみるけど、見た目はどっちも同じです。ただ、この2つのみかんをテーブルに並べたとき、右側のみかんが心なしかふにふにしていました。
……
もしや、腐ってなかろうな?
よぎる不安。
いくら友人がヘンテコとはいえ、傷んだ食べ物をよこしたりはしないだろう……と思い、ひとまず包丁を入れることに。切ってみれば、傷んでいてもわかるだろうと思ったのです。
2つのみかんを切ってみた
こんな感じ。
結論から言うと、さくっと切れませんでした。
左のみかんは皮が固く、右のみかんは皮がやわらかすぎた(笑)
どちらも想像とは違う感触に四苦八苦しながら、ここまでお皿に並べました。(やかんを持ち上げたら、思ったより中身が入ってなかったときなんかに腕振って自分で驚くわ腕が気持ち悪いわ……って感覚通じますかね?)
写真を撮りつつ、白峰の目星技能が火を噴く!(コロコロ)
これは!?
みかんのつぶつぶがない!?
左のみかんと比べたら一目瞭然です。左のみかんは、断面からして「ザ・みかん!」ですが、右側はなんだろう? ゼリー? それは言い過ぎ? とにかく宝石みたいになめらかできれいです。
すっかり右のみかんに興味を持って、こちらから食べてみることにしました。
答え合わせ
右側にあった薄皮のみかん。
こちらが紅マドンナでした。
普通のみかんだと、つぶつぶの食感の後に果汁が! というプロセスがあるのですが、紅マドンナは、
口に含んだ瞬間、ジュースを食んでる!?
って感じです。びっくり。
当然酸味は少なく、甘みが強いです。これはゼリーと言われても納得……。
左のこちらは、「西の香」というみかんでした。紅マドンナと比べると、つぶつぶ感がよくわかりますね。
清涼感ある酸味が、口いっぱいに広がります。
紅マドンナのファンになりました
あっという間にお皿からみかんが消えて、そのときには紅マドンナのファンになっていました。後日、家族への手土産に紅マドンナを買う白峰の姿が……。もちろん自分用も確保済です!(笑)
ちなみに、私は「はねもの」を購入しました。
はねものというのは、ちょっと傷があったり形が不揃いだったりして、売りものになりにくいものです。ちょっとお安くなっているんだと思います。おいしいことにはかわりないので、贈り物でなければ十分かと!
そのとき、「しずる」という、少し小ぶりなみかんをおまけしてもらったのですが、こちらも甘くてめちゃくちゃおいしかったです!!
写真を撮るのをすっかり忘れていました……。
今気になっているのは、「甘平(かんぺい)」というみかん。
冬に新しい楽しみができて、ほくほくの白峰なのでした。