コンビニで見かけて、衝動買いしてしまいました。
何年か前から流行っているみたいで、インスタで検索してみるとすでに14万件ほど。
学生時代にちらっと使ってから、全く触っていなかった代物です。
ちょっと懐かしくなって使ってみることに!
撮影写真たち
今回はすべてフラッシュなしでの撮影です。
学生のときは人ばっかり撮っていましたが、今は違うんだよな……と被写体の変化にしんみりしつつ。
ざらりとした質感が退廃的というか、今にも崩れそうな心地にさせられます。
写ルンですだけでダークな写真集を作るのもいいかも……個人的には、GRのモノクロのざらざら感と共通する何かを感じています。
これとか。
ここからは写ルンですの写真です。
今回は曇天日&屋内での撮影でした。晴天日&屋外なら、もっと粒子が細かい感じで写るんじゃないかと思います。
あとは、久々に写ルンですを使ってみた感想など!
1.フィルムのセットに失敗しない
当たり前ですが、写ルンですは最初からフィルムがセットしてあるので巻き上げるだけでOKです。(逆に、一枚撮るごとにジャリジャリジャリ……と巻き上げないといけません)
フィルムカメラって、シャッターを切るときよりフィルムをセットするときの方が緊張するので、その点はかなりありがたいです。
オール オア ナッシング
じゃなくて、デッド オア アライブ?
1,000円弱するフィルムをセットに失敗したときの心地を味わう必要がないというだけで、ストレスフリーです。
2.めちゃくちゃ軽い&丈夫
まず持って気づいたのが、写ルンですはめちゃくちゃ軽い!
一軍のGRですら約245g(電池とSDカード含)なのに、写ルンですは約90 g!
開封したときは、軽すぎて手から滑り落ちるところでした。
こんなに軽かったっけ……?
今まで購入してきた一眼レフやレンズは、やはりそれなりの重さがあるのでとても違和感。
やかんに水が入ってると思って持ち上げたら、空っぽで腕がぶん回るあれです。
写真家 石川直樹さんも、北極~南極の撮影に写ルンですを使用されたそうです。
こちらの本の「登頂の証明」より。
趣味でカメラをする方はそこまで過酷な状況下で撮影をすることはないと思いますが、結露なんかはやっぱり怖いので、旅行のお守りとして鞄に忍ばせておくと心強いかもしれません。
3.扱いに神経質にならなくていい
ストラップがなくったって!
ちょっとくらい落としても平気かな? と思わせてくれるところが心強いです。
以前旅行中に、ネックストラップが切れてミラーレス一眼が落ちたときは本気で悲鳴を上げました……。
旅行前のアクセサリの消耗は要チェックです。
使い捨てカメラですし(実際はリサイクルされているのですが)、カメラの取り扱いにそこまで気負う必要がないのが嬉しいです。
あと、見た目のおかげか、見かけなくなったためか、あまり威圧感がありません。
さっと出してさっと撮るにもうってつけです。
4.気になる現像代など
カメラのキタムラで現像とCD書き込みをお願いして、1,200円くらいでした。
絶対にプリントしないとダメなわけじゃないので、フィルムに興味があるけど物が増えるのもな~って方でも大丈夫です!
(実は、私も最初は絶対プリントなのかと思って二の足踏んでいました)
補足:「データ書き込みだけなんてとんでもない!」事件
私の経験談で恐縮ですが、
プリントにやたら自信があるお店(店主)さんだと
- 「CDにデータ書き込みだけなんて写真のよさが死んでる!」
- 「プリントした方がいいに決まってる!」
などとカウンターでゴリ押しされたことがあるので、ある程度大きなお店の方がオススメかもしれません……
フィルムに慣れている方ならいざ知らず、カメラ初心者~フィルム初心者には、
「上手く写ってるかどうかもわからない写真を30枚近くプリントする」
のはちょっとハードルが高いんですよね。
CDにデータ書き込みして写真をチェックしてからとか、自宅でお気に入りの写真をプリントしてみて興味を持ったら、写真屋さんにプリントをお願いするくらいでちょうどいいと思います。
写真屋さんによっては、プリントの雰囲気を相談してくださるところもありますよ!(上記の事件以来、私は怖くてできませんが……)
自宅プリントでも、用紙を変えるだけで雰囲気がガラッと変化するので面白いです!
絹目は光沢紙ほどぎらつかない上、上品な雰囲気で一番好きです。
ラフに印刷するなら、マットもオススメ。
気合入れた写真は絹目、普通のお気に入り(?)はマットと使い分けています。
写ルンですの本体が700円~900円ほどなので、月に1個使い切って現像、というサイクルにするのがちょうどよさそう。
海か川か、防水タイプで水中を撮影するのが夢です……!