おなじないのように服を着る漫画【恋せよキモノ乙女】

最近読んだ、かわいい着物漫画の紹介です!

着物素人でも、読んでて楽しい着物漫画

着物なんて最後に着た日も覚えていないし、着物好きな人に比べれば何も知らないも同然だけど。

読んでていて、とにかく「着物いいな」「着たいな」って思わせてくれます。

以下、1巻文中より引用。

街着やし小紋か紬(つむぎ)か
今日は可愛らしくて春らしいのがええから
光沢感のある華やかな小紋にしよう
淡い桃色に蝶々の柄で すみれ色の綸子の帯揚げ 帯締めは赤色で…

すでによくわからない単語(小紋とか)出ていますが、文章だけで華やかじゃないですか?!

漫画はもちろんモノクロですが、脳内で鮮やかな色がひるがえるよう。

(表紙の次のページには、その巻で登場した着物のフルカラーイラストが掲載されています……これがめちゃくちゃかわいい)

おまじないのように服を着る

着物の柄として描かれている植物やモチーフには、色々と由来や意味があるようです。

季節やその日の天気、出かけていく先に合わせて着ていく着物や小物をそろえていく様は、まるでおまじないのようです。

例えば梅雨の時期なら、紫陽花の帯留め。(帯の中央にある飾りみたいなやつ)

そこから、薄青紫色の水玉模様の着物を選んで、

雲模様の帯を選び、水色の絽の帯揚げに、薄柳色の三分紐に決める……とか。

(この漫画を読んで知ったのですが、着物用の雨コートや足元用のカバーまであるんですね)

私なら、

「今日はお出かけだけど雨だから、足元汚れても大丈夫なようにちょっと古めのシューズ(!)で、下は色の薄いデニム、上は涼しげだけどきちんとしたいから白のブラウスで襟はカジュアルに(以下略)」

って感じでしょうか。

仕事もプライベートもきっちりしたものが好きなので、ほぼ一緒で……。デニムがスラックスに、シューズがパンプスになるくらい。

プライベートで、自分のためにおしゃれするのっていいなーーー!!!

って思ってしまいます。

ももがあれこれと思いを巡らせながら着物を着付けていく姿は、「素敵な時間が過ごせますように」といった祈りにも似ている気がするんですよね。

(作中では、「儀式のような時間」と表現されています)

私はスケッチブックとかカメラなんかを持ち歩くことが多く、オシャレよりも動きやすさを重視しているので、正直着物を着る機会はあまりない……けど、

着物、かわいいじゃないですか!!

着物が女の子の「魔法のドレス」とか、ときめくじゃないですか~!!

着物は金額的に手が届かなくても、気持ち的な敷居がぐっと下がる漫画です。

少女漫画らしく、主人公ももの思い人「喫茶店の君」との恋愛も描かれていますが、個人的には着物の二の次で。(すみません)

恋が成就しようとしまいと「もも」はずっと着物を楽しんでいくんだろうし、ずっと着物を楽しんで着て過ごしてほしいなーと、いち読者として思ってしまうくらい、着物が素敵な漫画です。

着物女性の、ゆったりとした日常漫画が読みたい方はぜひ。

記事を書いてる間に、2巻が出てました! 嬉しい!!(サムネの写真撮り直しました)