【宝石の国・感想】独特の世界観に浸りたい方へ

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1512-24

宝石の国。初めて、装丁を意識した本です。

最新刊のこの表紙……! 色合いがすっっごく好きなんです!! 秋色!

出会いは、書店で表紙買い。

普通の単行本と違ってキラキラしてるなーと思いながら裏表紙の帯をめくると、漫画家さんと同じ市川春子さんのお名前がそこに載っていました。

装丁も漫画家さんがしてるのか!

と、ここで初めて、「装丁」を意識したのでした。

絵柄はあっさりめです。線が少なくて、平べったい印象を受けるかと。今時の写実的な絵柄とは全くタイプが違うけれど、そこがいいんです!

どんなお話?

ざっくり言うなら、SF・ファンタジーものです。遠い未来、人型の宝石たちが、襲来する月人と戦うお話。

宝石の人といえば聖剣のLOMを思い出しますが、このお話に登場する「宝石」たちは、全身が宝石そのものなのです。

自分よりも硬いものとぶつかると、ヒビが入ったり、砕けたり。

髪とか輝いていて、落ちた光が肩でゆらゆらきらめいているんですよ……!

とにかく美しい。

アニメーションPVもあります。

ただ、主人公であるフォスフォフィライト(以下、フォス)を襲うのは、月人だけではありません。

それは、

「変化」という、生物であれば必ず経験するもの。

宝石である彼女たちは不死。「変化」だなんてありえないんです。仮に砕け散っても、破片を繋げば元に戻ります。

序盤に出てくるこのセリフはシュールでお気に入りですw

動物ってバラバラにしたら戻らないでしょ?
(『宝石の国』1巻)

そんな中、主人公であるフォスひとりが、身体的にも精神的にも、ものすごいスピードで変化していく。

その、仲間とわかちあえない孤独が独特の絵柄で丁寧に描かれています。

決して手に汗握るストーリーではありませんが、読後感は、なんとも不思議な心地です。

本一冊で、まるっと世界観に浸れる作品です。電子書籍で消費するにはもったいない……!

一言で感想を言うなら

宝石たちの色気がすごい。

装丁が好きなので、一巻から並べてみました。

漫画を買ったら表紙をめくるくせがあるのですが、そちらの絵も色っぽくて好きです!

ぜひご覧になってみてください(^艸^)